過活動膀胱

過活動膀胱とは

膀胱が勝手に縮んだり過敏な働きをするため、膀胱におしっこが充分にたまっていないうちに、急におしっこが我慢できない状態を過活動膀胱といいます。
原因として

  1. 脳卒中などの後遺症で、脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経回路に障害が起きる場合。
  2. 男性(特に高齢)では、前立腺が肥大しておしっこが出にくい状態が続いて膀胱が過敏に働く場合。
  3. 女性では、出産や加齢によって骨盤底筋という筋肉が弱くなる場合。

などが挙げられます。しかし、原因が特定できない場合も多いです。

よくある症状

  1. 突然トイレに行きたくなり、がまんするのが難しい
  2. おしっこの回数が多い(日中8回以上)。
  3. 夜中に1回以上トイレに起きる。

当クリニックでの治療方法

まずは、簡単な質問票を使いながら、どのような症状でお困りかについてじっくりお話を聞かせて頂きます。次に、おしっこの検査や超音波検査を行って、おしっこに細菌がいなか?血はまざっていないか?また結石やがんの疑いはないか?などを調べます。これらの結果を総合的に判断して治療方針を決定します。

治療が必要と判断した場合の治療方法は、お薬による治療を行います。膀胱の収縮を抑える目的で、抗コリン薬というお薬を使うのが一般的です。また、膀胱訓練や骨盤底筋体操など患者さん自身が普段から行うことで効果が期待できる場合もありますので、パンフレットをお渡しし指導を行います。

しかし、お薬などで効果が少ない場合は、干渉低周波による頻尿・尿失禁治療器(ウロマスター)を用いた治療を行っております。骨盤底筋や膀胱周囲の排尿筋に干渉低周波を当てて筋肉を刺激することで、過活動膀胱の症状に対する治療を行います。なお、ウロマスターはペースメーカー装着者や炎症性疾患を有する患者さんなどは使用できません。詳しくは、診察時にお尋ね下さい。

皆さまへ

過活動膀胱の患者さんの数は年々増えており、男性では、過活動膀胱の原因である前立腺肥大症が、55歳以上の約5人に1人いると言われています。また40歳以上の約10人に1人が過活動膀胱の症状を経験していると言われています。

「トイレが近い」「がまんができない」といった症状で、電車に乗るのが心配!バス旅行を控えてしまう!外出するのが億劫!といったことで日常生活が制限されるなど生活の質(Quality of life ; QOL)が低下しているということはありませんか?

当院では、皆さまのQOLの向上を目指して治療いたします。上記の症状でお困りの場合は、ぜひ一度ご相談下さい。

△ページの先頭に戻る